Schwarzerプロジェクトを開始した当初より決めていた、ロベルタカップの装着。その選択は間違いではなかった。カタログ値では前後共に50mmストロークであるが、実際はフロントで約70mmリアで約50mmのストロークを実現している。実はこの大幅なるストロークアップはAbflugの努力の賜物であり、従来の車高調では実現しなかったストロークである。従来スプリングでは40mm程度しかストロークしなかったのだが、メインスプリングとアシストスプリング(Abflug製)を入れる事によって、大幅なるストロークアップを実現している。当初の予定では、音の問題でワイドボディーと純正ボディーの間に設置する予定だったコンプレッサーは、あえて車内に入れることによって、音の共鳴を防止している。フロントとリアはそれぞれタンクが独立しており、エアフル充填状態でフロントは1.5回、リアは5回程度の上げ下げが可能であり、ちょっとした段差でも不安なく越えることができるようになった。
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