東京オートサロンでのSchwarzerデビュー約1ヶ月前、リアの目玉的存在であるワンオフ4テールマフラーの製作が始まった。ご存じの通りJZA80という車両は右側に70Lのガソリンタンクが存在し、左右出しの可否が問われていた。しかし、Schwarzerはリアがワイド化されているため辛うじてエキゾーストパイプを通すだけのクリアランスが生まれた。もしパイプを通す隙間が無ければ右側はダミーになりますと言われ一年。ようやくその答えは本物という形で装着される事となった。それまで装着していた社外マフラーでは使用していなかった右側の遮熱板をまた再び使うとは5年前には想像もしていなかったが、純正のマフラーは一度2又に別れるためその構造が今回の左右出しマフラーにピッタリなのである。排気系のみならず吸気系のインタークーラーもSchwarzer専用設計ワンオフインタークーラーとなった。それまでのトラストの400馬力仕様では、横幅が狭いためせっかっくの広い開口部のフロントバンパーダクトがおちょぼ口に見えてしまうため、横幅の広いコアをベースにワンオフ製作することになった。面積と厚みから計算して900馬力にも対応できる大容量インタークーラーであり、配管もSchwarzer仕様のワンオフになり、ジョイント部分に赤いパーツを取り入れ、配色にも私の拘りを表現してみた。
|