今回の計画に際して、ホイールはAbflugの新作ホイールPRISM IIがセットされる事は決定してた。しかし昨今PRISM IIを購入されたオーナーさんは必ず自分仕様のPRISM IIにカスタムしてから装着するのが定説となっていて、私もSchwarzer仕様のPRISM IIを製作しようと様々なアイデアを模索していた。Abflugよりリリースが予定されている新型PRISM Mgのお話も頂いたのですが、鍛造マグネシウムは基本モノブロックなので、モノブロックでSchwarzerの鬼のようなオフセットをカバーする事が不可能という事で話は流れ、結局は通常のPRISM IIをSchwarzer仕様に変更する事で決定。そこでどのようなモディファイで味付けをするか、やはりSchwarzerは黒なのでブラックカーボンをオフセットディスクに貼る計画を立ててみた。この事例はanubisのオーナーであるアキさんで実績があるため、とりあえずは見積りを依頼。カーボン貼りはドライカーボンジャパンへの外注となる。見積りの結果は驚く事に1本辺りの加工単価がPRISM IIの単価よりも高かった。何故かアキさんの工賃よりも高額。その理由はアキさんの工事をやってみて割に合わない作業だったようで、今回の値上げになったそうであるが、私から言わせれば黙って同じ見積もり額にして割に合わない仕事をしたとしても、ドライカーボンジャパンには損はなかったと思われる。なぜなら東京オートサロンや、様々な雑誌、様々なサイトでカーボン仕様のPRISM IIが紹介されれば、その宣伝効果は大きい。なので今回の見積りはナンセンスであると判断し、カーボン予定だった箇所を黒く塗装する事で決定した。
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