Schwarzerの給油口は一からの新設計となっている。S900ワイドボディーキッドの場合はそのまま横方向に奥行きが延びた状態になっている。給油口の位置自体は純正と同じであるため、かなり奥まった位置までリグを差し込む必要があった。SchwarzerのリアはS900よりも幅が広く、スクエアな形状になっているため、従来の純正位置では給油口まで給油リグが届かず、ガソリンを入れられない状態なる。そこで水平に貼り出した肩の上部から縦方向に給油口を設けることにした。当初はAbflug側よりS900と同じく横方向で、と言われつつも私の希望で縦方向へ。もちろん欧州の高級スポーツカーのイメージしてのことだった。純正の給油口をパイプで延長して、蓋部分の部品はSupra純正のアセンブリが組み込まれ、機能性は純正と全く同じとなっている。変更した点は蓋の形状をスクエア形状からサークル形状にしたくらいである。下には今回左右出しエキゾーストが来るため、引火等を防止するために防火対策も施されている。また蓋の開く方向にも拘り、もし万が一走行中に開いた場合や、開いた状態で走ったとしても、壊れないようにヒンジは進行方向側についている。
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