ワイドボディー車を演出する定番アイテム『ガルウィング』、無論S900時代もガルウィング仕様にしており、Schwarzerにもそのまま流用する予定であった。 しかし、助手席側のヒンジ軸受け部分が編摩耗しており、回転部分が同心円で回転していない事が判明。使用頻度が高い運転席側ではなく助手席側にこのようなトラブルが起きた原因は不明であるが、このまま放置するわけにもいかない。 修理という選択肢もあったものの、既存のガルウィングは左右で開きに違いがあり、修理してもまた同じトラブルを発症するリスクがあるため、Abflug製のガルウィングに交換することに決定した。 交換理由はそれだけではなく、ドアとヒンジの取り付け位置が、造形の邪魔にならない位置にあった事や、オーダーメイドなのでSchwarzerドアパネルの重さに合わせてメインダンパー&サブダンパーをチョイスできる点、そして決定的だったのが回転部の軸受けの構造が炭素鋼を使用した強い設計であったことが大きい。
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