私がAbflugを初めて訪問した頃、リアには大量の発泡ウレタンが流し込まれており、素人目にはこれが本当に素敵なデザインになるんだろうかと半信半疑になってしまうような状態であったが、上保社長から色々とご説明を頂き、今回のプロジェクトを担当して頂く高橋モデラーがMR-Xのモデリングを任せられていたことを知る。 MR-Xのの存在こそがAbflug Curveの日本車を高級外車にモディファイされている代表的な例であったため、上保社長の『彼に任せておけば大丈夫!』という言葉で、それまであった不安は払拭された。 御殿場でのデザインミーティングから数日後、デザインボード(連絡掲示板)に検討画像が多数送られてきた。ナンバーポケットの形状及び大きさの等をmm単位で指定して削っては検討、削っては検討を繰り返した。 また同時にテールライトの埋め込み方、マフラーの口径やレイアウト、ピン角をRにする際のフィレットRの大きさなどを打ち合わせた。オーナーである私が職業柄、○Rを取るとこんな感じ角度がある面とRの関係も、感覚的に理解できるため、打合せをスムーズに進める事ができた。
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