リアデザインの叩き台が完成した後は、使用するパーツについての打合せを続ける。 ディフューザーはFerrari F430用の物でフルカーボン仕様となる。 マフラーは左右4出し仕様に変更するという事で、上保社長が展開しているPower Craftブランドがあるので不安は一切ない。 しかしマフラーは取り付けに課題がありそうである。ベース車両の燃料タンクが運転席側にあるため、燃料タンクとリアバンパーとの間に、エキゾースト配管を通すクリアランスが無ければ、最悪片方はダミーとなってしまう。これに関しては全ての造形が完了した後でないと検討することができないので、気にしないこととした。 またパワーチューンの打合せを並行して行い、いくつかの仕様変更を行ったため、再度見積もりをした所、サイドモディファイが出来てしまうくらいの予算になってしまったため、パワーチューニングを中止してサイドモディファイ+ヘッドライトスワップを行う事に改めて決定。 後日追加でサイドモディファイのデザインCGを起こして頂いて、幾度となく注文を入れて修正して頂いた。 御殿場に車両を陸送して1ヶ月間程MTGを繰り返し、リア及びサイドのデザインを煮詰めて、ついにS900に最初のメスが入れられる時が来た。
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