最初のアプローチとして、久々にAbflug 上保社長に電話をかけた。 電話で話して伝えられる程軽薄な内容ではなかったため、モディファイ内容を整理した内容をメールで送ると、それぞれの内容に対して上保社長が一門一答形式で答えてくださった。 ボディーを製作するという事は、想像以上に高価で、特にドアパネルを含むサイドラインの造形は、恐らく一般の人には想像できない費用がかかる。 それまでAbflugが開発してきたMR-XやZ33の開発費用を聞いて、現実を目の当たりにした。 量産販売して開発費を回収するスタイルであれば、型費用は軽減されるものの、今後はJZA80でのワイドボディー量産はしないという上保社長の意向により、もし本当にワイドボディーを新たに開発するとなった場合の開発費用は全て私が負担することが分かった。 しかし私にとっては具体的な金額が見えて、麦僊としていたものが全てハッキリして助かった。 サイドモディファイはコスト的な問題から見送る方向で、コンプレックスであったリアを中心にモディファイする事に決まり、余った予算でエンジンチューンを行うことにした。 後日T78-33D(当初はT88-33D)によるタービン交換をメインとしたパワーチューンの見積もりを別途出してもらい、リアデザインをCGで起こしてもらうこととなった。 見積り段階であるにも関わらず、詳細な見積もりを出して頂いた事にとても感謝している。
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