Schwarzerプロジェクトは前述した通り、製品化されるワイドボディーではない。製品化されないボディーは、たった一つのアイデンティティを得られるだけではなく、そのボディー形状の自由度は量産製品と比較して高い。理由は『型』にある。量産製品場合、マスターモデルから型取りを行い、それを整えて量産を行うことが出来るのだが、型は内部のものが抜けなければそれは型とは言えない。もちろんそれを抜けるようにする工夫は色々あるが、型構造上どうしても抜けない形状がマスターモデルにあった場合は、それを量産することはできないのである。Schwarzerの場合、量産用の型取りを行う必要がない(※1)ため、型構造を考えない自由なモデリングが可能となっている。量産品ではないため、ボディー開発費用は全額負担(※2)という障害もあるが、それ以上に、構想するボディーが具現化される感動の方が大きい。 ※1:一部のパーツは型取りを行っています。特にウェットカーボン製品については型を製作して製品製作をしています。 型取りを行った製品→ヘッドライトレンズ、リアアンダースポイラー、整流板など。 ※2:Abflugの開発プロジェクトは『One & Only Ploject』のみではなく、ユーザーと共に量産製品を開発する別プロジェクトもあります。 実際にユーザーと共に開発された商品が多数存在。開発費用はその商品を欲しい人数で頭割が可能。商品開発に興味がある人は是非Abflugにお問い合わせを。
|