ブランドには必ず最上級品を意味するフラグシップモデルがあります。無論Supra(JZA80)はトヨタのフラグシップスポーツカーでであり登場から15年以上経過した今でも根強い人気を誇っています。今では次代のフラグシップスポーツカーとしてV10エンジンを搭載したLFAが登場。280馬力規制が撤廃された背景もあり、日本のスポーツカーはGT-R(NISSAN)を皮切りに世界の高級車をも凌駕するスポーツ性能を搭載するようになりました。しかし世界基準の性能を手に入れると同時に、車両本体価格も桁を変えて世界レベルになってしまったのが事実。特にLFAは世界限定500台生産であるため、プレミアが付加されるのは必須。スポーツカー好きなら誰もがその性能を認めるスポーツカーも手の届かない高嶺の花になってしまいました。排ガス規制がより厳格になって以来、新たな国産スポーツカーの登場は90年代のそれと比較して少なりましたが、現在でもスポーツカー人気は高く海外のサイトを見ても様々なコンセプトで愛機をモディファイするオーナーの情熱は90年代のそれを大きく上回るレベルに見受けられます。ハリウッド映画で日本車が登場して、日本のフラグシップスポーツカーが海外でも人気になり、スポーツカーは己の個性を発揮するフルスケールキャンバスになっているのではないかと思います。Schwarzerプロジェクトは先代のフラグシップ車をモディファイし、デザインで現在の世界最高級スポーツカーをも凌駕する、世界にたった1台しか存在しないオリジナルモデルの車両を開発しようというプロジェクトです。このプロジェクトによって誕生するSchwarzerは決してキッド販売化はされない車両ですが、SchwarzerがAbflugにとって誇りのある車両になる事を私は信じております。
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